これまでのジャズセッション


2013年6月



いつか修理したはずのギターアンプ、ROLAND JC-120。
電源投入と共に稲妻のような爆音ノイズが走ります。
叩くといったんは収まるノイズ。それはまるで一昔前のテレビの故障に同じ。
前回修理時は、プリアンプの各コンデンサの打音チェックと不良品の交換。
しかし今回、原因を探っていくと、故障はどうやらパワー段にありそうな予感が。
試しに終段トランジスタの各端子をアルコール洗浄、
するとどうしたことか、症状は収まりました。
やはりそうか、各端子が汚れを介してショートしていた。
ってことは、コレクタ−ベース間がまさかのショート。。
想像したとたん背筋が凍りました。いったいどれだけの電流が流れたことか、と。
ついでにリバーヴユニットの断線も修復、シャーシを固定するネジも山のきれいなものと交換。
良くぞ壊れなかったトランジスタ、電源回路、えらいぞJC。

てなわけでJCが不調でした。

いや、これはなんと冗長な文章だことでしょう。
言いたかったのは、ジャズセッション時にJCが不調で迷惑をおかけしました、というその一言です。
一言で済ませろ、と自分に言いたい。

一言で済ませろっ。

よし。



さて、6月17日。
準備万端で今日の主役の方々を待ちます。
マイクよし、譜面台よし、ピアノよし、ドラムチューニングは多分よし。
先陣を切って到着したのは山崎さん。
「今日はあまり人が来ないような気がする」という予言めいた発言に不安を感じつつ、セッティングを微調整。
前回同様、ロビーでは忠太郎氏によるコーヒーが販売されています。

先の予言が的中したのか、開始予定時間にもかかわらず、参加者はまばら。
「お、今日はいっぱい弾けるじゃないか、ラッキー」というウキウキと、
「はっ、用意してきた曲はせいぜい数曲だし、初めての曲は不安だし、どうしよう」というドキドキがない交ぜになります。

今回は最初から参加者+ホストバンド形式で幕を開けました。
まずはギタリストが参戦。
運営する側としては、「ギターアンプよ、機嫌損ねないで!」と祈る気持ちでした。
しかし、そんな機材とわかっていて用意する、この確信犯。悪い人です。
アンプの話はいいとして。。

演奏はもちろんそうですが、演奏後も丁寧な会話があります。
話は主に、演奏をする事に対する心構えのこと。
このジャズセッションは、楽器のうまい下手を競う場ではなく、
その場にいる人たちと一緒に音楽をする場所なんですね。
参加者自身が「この曲をやりたい!」と宣言する、それはテーマ(=動機)の告白である。
その動機をホストバンドと共有できて、初めてそこにひとつの音楽が、ねっ。
と、一人で突っ走りましたが、
ただ、言いたいことをちゃんと人に伝えるためにはそれ相当の技術も必要だと思います。
技術のための技術ではなくて、あくまで表現のための技術。
そして、ここでの共通言語は「ジャズ」なので、
「ジャズ語」のいろはが、ここで必要とされる「表現のための技術」なのです。
ジャジーではありません。ジャズです。
いや、もうこれはジャンル云々の話ではなく、音楽そのものの話のような気がしなくもなくもない。
・・ということを、参加を重ねていくうちに著者が勝手に思い至ったところでした。


この段階で徐々に人も集まり始めます。花束も宙を舞います。
最初は見学だけでと来たドラマーの方も、気づけばドラムセットの向こうに鎮座。
当初の予言が当たったのか外れたのかは神のみぞ知るところ、終演までには合計9人の方が参加しました。

そういえば、今回はギタリストが4人と、ほかの楽器、ヴォーカルを差し置いて最多の参加でした。
フロント、ドラマー、そしてギタリストが3人2組で即興のバンドを組むという場面も。


以上、セッションの報告とは到底思えない報告でした。



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